会社が倒産!
一昨年のことです。
以前に勤務していた清掃会社が倒産しました。
私が退職してから4年後の倒産です。
前同僚の方々からは業績が下向いている
とは聞いていましたが、
大変ショックな知らせでした。
私が入社したのは今から二十数年前で
歳は二十歳ぐらいだったと思います
当時の会社の年商がたしか
4千万円とかその位の規模の会社でした。
従業員も社長と事務員1人に
現場社員が3人みたいな小さな会社
でしたが、年々業績は右肩上がりで
その5年後位には年商1億越え
社員数も12人~13人に
パート従業員さんも60人程に
成長しました。
伸びている会社と言うのは
仕事がキツクても
多少理不尽な事ががあっても
なんだかんだで居心地が良かった
かな、振り返ると。
社長さんは私より15歳ぐらい年上で
中々豪快でワンマン経営。
会社の社訓が
「出来る出来る必ず出来る
出来ると思えば必ず出来る」
でした。
きっと会社を伸ばす過程で強引な事も
してきたと思いますし
いまこうして会社が倒産したと聴いて
ざまぁみろ!とおもったり
中には自業自得だとネットに
書きこんでいる方もいました。
私が退職するころには
年商が1億5千万超え
パート従業員さんも100人は超えて
いたはずです。
私が育児休暇を1ヶ月取りたいと
言った時もなんの迷いもなく
良いよと言ってくれました。
(社長は良いよと言ってくれましたが
男が育休なんて前代未聞のだという
雰囲気でしたし、まして今から
7年前くらいですから、世間一般
の男の育休への目線は大変厳しかった
のを覚えています。)
退職前の最後の出勤日に社長室を
訪ねて挨拶に行った時も
「俺は年収二千万円だから
おまえも起業したんだから
それぐらい稼げるようになれ」
と言われ
私も
「そうですね。年収2千万になったら
遊びに来ますと言って」
退職しましたが
私の年収がそんなに簡単に2千万に
なる訳もなく(ほど遠い)
月日が流れ倒産の知らせ
元同僚さんから
最後の営業日を聞いたので
社長にこう伝えたく電話をしました
「私の今があるのは社長のお陰です
年収2千万になって社長に会えるのを
楽しみにしていました。
また私は社会人の人生の大半は社長から
お給料を貰っていましたことを
感謝しています。」
電話を掛けたのですが、
社長は電話に出てはくれませんでした。
今は社長が何処で何をしているか
誰に聞いても分らないと
個人でも自己破産したとのことなので
地元には暮らしずらく
旭川市を出て暮らしているんでしょうか?
私はあまり後悔しない性格ですが
社長に感謝を伝えらなかったことが
数少ない後悔の1つです。