覚醒剤の常習者!が同僚?
20年くらい前のこと、清掃会社で働いていました。
当時、私は20代前半だったと思います。
同僚に20代後半のオモシロく優しい方がいました。
仮に海口さんとします。
海口(仮名)さんとは現場で一緒になることも多く
いつも休憩時間に飲み物をおごってもらったり
仕事も優しく教えてくれ、私はたいへん慕っていました。
が
時たま変なことを言ったり、
1日中ずっと仕事をせず会社のワゴン車で寝てるとか、
急に狂ったように仕事を始めたりと
何か普通ではない?
異常な行動がありました。
ある日、
深夜の仕事で美瑛町のパチンコ店の閉店後の床掃除の仕事に行きました、
海口さんと。
行きの道中からなんかテンション高いなとは思っていましたが
仕事中からドンドン変化していき
仕事が終わり
なんか嫌な予感がしたので、
海口さん、帰りは僕が運転しますよ?
と言いました。が
海口さんは、いや俺が運転する
スーパーマッハで帰るからと言い
先輩には逆らえないので助手席に乗りました。
美瑛の街を抜けると旭川までは何個かの信号と
数ヵ所の止まれがあるだけなので通常の走り方でも自然に時速80km位のスピードは出るような道です。
海口さんはぐんぐんスピードを出します。
助手席からスピードメーターを見ると
120km以上出てます。
前方を見ると止まれの標識が見えます!
海口さんはアクセルを緩めることなく
止まれを無視して通過します。
私はシートベルトを握り締めました。
次は信号が見えます!
ちょうど青~赤に変わりました。
私は海口さん信号が赤ですよと言いました。
海口さんは
大丈夫!秘密兵器があるからと言い
赤信号に突っ込みます。
そのとき
海口さんは
海口ビーム
と言いながら車のライトを何回も
パッシングをして
大声で海口ビームと叫びながら
赤信号を通過しました。
後ろの座席に乗っていたパートのおばさんが
キャーと叫び声を出します。
この調子で旭川まで走りました。
旭川~美瑛は距離にして25km
普通の走れば30分から35分位の距離です。
がこの日は17~18分位で旭川に到着しました。
後で知ったのですが、海口さんはこの日
覚醒剤を打ち!完全にキマッタ状態でした。
この数ヵ月後に海口さんは逮捕されることになります。
つづきはまた今度。