恐怖？鳴りやまない子供の声！

今回も清掃会社に勤めていた頃の

出来事です。

20年位前です。

旭川市近郊の町の町立小学校に窓ガラス

清掃に行きました。

夏休み中でお盆時期の少し前、8月上旬

だったと記憶しています。

その町の小学校の中でも市街地から

一番離れていて周りは田んぼや畑に

囲まれているような立地です。

校舎は当時ならそんなに古いという

訳ではなく一般的な鉄筋コンクリート

三階建ての建物でした。

作業日数は合計３日間で、

初日、２日目と何事もなく順調に進み

ました。

田舎の学校とあって、学校の生徒さん

が常に２０人くらいが校庭で遊んで

いたり、クラブ活動とまではいき

ませんが体育館でミニバレーや

バトミントンなんかをして

元気に遊んでいて、たまに先生も

仲間入りしたりしていたりして、

周辺に公園などもないことから

今でいう学童保育の役割をを

担っていたのだと思います。

そんな３日目の最終日。

順調に進み１５時位に全行程を

終了しました。

その日が土曜日だったこともあり

教員の皆さんはお昼過ぎには勤務

を終了して帰宅して(当時はまだ

週休２日制導入前なので教員は

土曜日のお昼までが勤務時間だった

のかな？と思います)

学校に残っていたのは守衛のおじさん

が１人残っていて僕らの対応して

くれていました。

先輩同僚さんが守衛さんに言いました

「全ての窓ガラス清掃が終了しました」

守衛さん

「窓の鍵は全て施錠されましたか？」

先輩同僚さん

「施錠はしたつもりですが念の為に

もう一度点検します」

先輩同僚さんが

私を含む同僚に

「みんなで手分けをして窓の点検

にいくぞーと言い」

守衛さん含む全員で点検に行きました

私は守衛さんと一緒に校舎を回り

施錠を確認しながら一周して戻って

きました。

守衛さん

「どうもありがとうございました

お陰で窓がピカピカになりました

私もこれで帰ります」

これで本当に作業終了だなぁと思い

私は手を洗いに職員トイレに入り

手を洗っていると

守衛さんがトイレに用を足しに入って

きました。

その時のです。

どこからか子供達が大勢で遊んでいる

声がどこからか聞こえてきます。

私

「まだ子供達は遊んでいるのですね」

守衛さん

「うん‥‥」

何か変な答え方で

私

「近所の子供ですか？」

守衛さん

「気にしなくて良いよ、子供達は全員

帰りましたから」

と言いトイレを出ていきました。

何かおかしいなぁ

が。

守衛さんも帰宅するので一緒に

校舎を出ました。

私は会社のワゴン車に乗りこもうと

した時にまた

子供達の楽しい遊び声が聞こえました

私は子供が校舎に取り残されていると

思い、守衛さんに近ずくと

守衛さんが神妙な表情で

「聞えますか？」

私

「ハイ」

守衛さんが話し出しました

校舎には誰もいない

一緒に窓の点検をした時に誰か

いましたか？

グラウンドを見て下さい、

誰もいませんよね？

でも聞こえるんです。

遊んでいる声が

僕も赴任した直後は大変

驚きました。

実在している子供が遊んでいると

どこからともなく聞こえてくる

そうですが

探しても探してもいないんです

ですが

いつも聞こえてくる声が

楽しそうで

気味悪さも最近は感じなくなった

そうです。

私にもはっきり聞こえましたが

この世の声ではないとは今だに

信じられません。

その小学校は今はもう廃校になって

います。

今も楽しく遊んでいるのでしょうか？