母子家庭育ち!保育園中退!
4歳半ばの私は保育園を辞めました。中退です。
とは言え母は仕事を辞める訳にはいかず、朝の8時頃から小学校3年生の
兄が学校から帰ってくるまでの6時間~7時間を1人で過ごしました。
今では考えられませんが、4歳の私は毎日1人でした。
お昼ご飯は、母が用意したおにぎり、菓子パンなどを食べていたと
思います。
当時は時計が読めませんでしたが、母が鳩時計を用意してくれたので
鳩がお昼を知らせてくれたり、2回泣いたらそろそろ兄が帰ってくる頃
とかが分り次第に時計が読めるようになりました。
母は、6歳になっても小学校に行かなかったら?と凄く心配していたと
思いますが、(今でいう引きこもり)
私は幼いながらに小学校は義務教育だと理解していて、小学生になる
のを楽しみにしていました。
男兄弟だったこともあり、いつも兄弟喧嘩をしていて周りに迷惑を
掛けないようにとアパートではなく一軒家の借家に住んでいました
一軒家と言っても、ボロボロの風呂無し、汲み取りトイレで
大雨の日は雨漏りするような家でした。
特に冬は大変寒くて、飼っていた金魚の水が朝起きたら金魚ごと
凍っていたこともあるほどでした。
家の中にクモが出てきて、クモが怖くて椅子に乗っかりそのまま
怖くて降りられずに1日泣いて過ごしたこともあります。
ストーブの灯油がなくなり、ストーブが消えて寒くて凍えながら
1日を過ごしたこともあります。
風邪で熱があっても高熱でないかぎり1人で過ごしました。
当然そんな状態ですから、5歳になり、6歳になり、小学校入学目前になっても
ひらがなの読み書きも出来ず、自分の名前すら書けませんでした。
それと同時に私は、「おねしょ・夜尿症」を毎朝していて、母は毎朝、布団を洗濯してくれて
いましたが、
まさかこの「おねしょ・夜尿症」がこんなに長くつづく事になるとは
私も母も想像していませんでした。